「LWFとは」の版間の差分

2014年1月13日 (月) 23:56時点における版

はじめに

LWF(LightWeightSwf)とはGREEが開発しているオープンソースのフレームワークです。
Adobe Flashの強力なオーサリング機能を用いてUnityやHTML5で2Dアニメーション及びゲームを制作することができます。
このwikiでは主に「LWF for HTML5」での制作の方法について触れていきます。
また、ある程度Flashを用いたコンテンツ制作やjavaScriptについての知識がある前提で話を進めていきます。

Flaで作ってLWFで変換。スマートフォンで見れる

【注意】
「LWF for Unity」と「LWF for HTML5」では機能が異なっています。
主にスクリプト関連の項目については「LWF for Unity」では、ほぼ使用できないので注意してください

LWFを使用してHTML5コンテンツを作る際の利点

• Flashプレーヤーに近い挙動により、Flash開発経験者の学習負担を大幅軽減。
• Flashアーティストがエンジニアリングなしに、アニメーション及びユーザーインターフェースを制作可能
• ユーザーインターフェース用とアニメーションエフェクト用といった複数のLWFデータを同時に再生・制御可能なので分業が可能
• 1ソースでCSS,Canvas,webGLといった描画方式に柔軟に対応し、端末ごとに最適な描画を選択することができる
• 開発元が実務で使っているので、ある程度安定した運用実績がある

こういう案件にオススメ!

• スマートフォンブラウザ向けにゲームやアニメーションを制作したい
• スマートフォンブラウザで高いパフォーマンスで動かしたい
• Flashを使用して視覚的にアニメーションやUIを構築したい

動作環境

• webkit系ブラウザ
• Android1.6以上
• iOS4以上

※LWF for HTML5 は現在のところスマートフォンに特化したフレームワークです

開発に必要なもの

• Adobe Flash CS5.5以降のバージョン

Flashで制作する際の制限

• シェイプ(ベクター)は使えません。基本的に全てビットマップを使用します
• シェイプトゥイーンは使えません。
• ダイナミックテキストはデバイスフォントのみ利用可
• サウンドは使えません。
• カラー効果はアルファのみ対応(着色、明度等は不可) ※代用機能有
• スクリプトはActionScriptではなくjavaScriptを使用
• フィルターやボーンなどCS以降に搭載された新機能は使用出来ません
• マスクは使えません ※LWFのスクリプトで使用することは可能
• シンボル名に半角スペースは使えません。

制限は多いですが、上記の制限を設けることで様々な描画方式に対応しています